初夏の散歩道で面白いものに出会いました。 ナナフシです。
木の枝にそっくりですね。 このような虫は擬態昆虫と呼ばれています。 葉っぱにそっくりな姿で人気者のコノハムシと比べると この控えめな感じが反って好感が持てます。
せっかくなので一晩だけ泊っていただいてじっくり観察する ことに致しました。
控えめな性格かと思ったら物凄くアクティブに逃げ回ります。 と思ったら扇風機にとまって全く動かなくなりました。
扇風機の一部になり切ろうとしているようです。 無理があります。
指でつっついたらバッタリと落ちて全く動きません。 今度は死んだフリのようです。 意外と面倒な性格です。
ナナフシはバッタやカマキリと同じ仲間で日本にも 18種類もいるそうです。 驚いた事に、種類によって単為生殖(メスのみで子孫を残す) 両性生殖、それら両方を行えるものがいるそうです。 本当に昆虫の不思議は底無しですね。
翌日には見つけた場所に戻しました。 楽しい一夜をありがとうございました、ナナフシ君。
そして我が家にもこんなにおめでたいニュースが! カブトムシが羽化する瞬間に立ち会えました。 まだ脱皮の皮をかぶったままです。
可哀想にツノが曲がっています。 カブトムシの幼虫は、蛹になる前に体を回転させて 蛹室という部屋作ります。 ツノが曲がってしまったのは、蛹室が小さかったか 崩れてしまった事が原因だと思います。
ツノ曲がりではケンカは弱いかもしれませんが、 大切に育てていきたいと思います。
そして羽化を待っている仲間もまだまだおります。 小さな生き物が命を燃やす夏のはじまりですね。
皆さんも暑さに負けず楽しい夏をお過ごし下さい(^u^)
m,nami