新弦 あけましておめでとうございます。

元旦には家族の歯ブラシを新調したように、私の愛機マーチンくんの弦を張り替えてあげました。 張ったのはマーチンのスタンダード、ブロンズのライトゲージ。 しかしただのライトゲージではなく、自分でコーティング弦に加工したスペシャル物であります。(古い言い方・・・)

畳の上で交換中

アコスティックギターの弦は金属なので当然錆びます。 弾いていくと指でよく押さえる場所が目に見えて錆びていきます。当然音にも影響があり、だんだんとくすんだ音になっていきます。

コーティング弦は、その欠点を抑えるために弦の表面をポリマーなどの材質でコーティングし、錆びにくく長寿命やフィンガーノイズを抑えることをうたっています。 マーチンはじめエリクサーとかダダリオとか市販のコーティング弦は多くありますが、欠点はそれらがけっこうお高いのです。

そこである時ネットで発見したのがストリングスグロスでした。 何やら怪しげな謎のクスリ・・・ これだとかなりの多くのセットを加工でき節約になります。そして自分の好みの弦をコーティング弦にできるので、一石三鳥くらいの効果がありです。

これにより錆びずに長持ち、滑りも良いです。 昨年から使い始めましたが、確かに寿命が長いです。今回張り替えるまで約3ヶ月使っていましたが、見た目の錆はほとんどありませんでした。音の変化も長持ちしていると感じました。

滑りの良さは、指板上弦を指で抑えながら滑らす「スライド」をするとその感覚が違うのがよく分かります。 通常アコギは3~6弦が巻弦なのでザラザラした感覚ですが、そこでのスライド感は大違いです。 自分で加工する面倒さはありますが、弦の寿命を気にされる方にはオススメです。

今年も仕事の合間を縫ってギターに触れ、音楽に触れ、感性豊かに過ごしていきたいと思っています。

                    T.Onodera


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