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社長ブログ【president Blog】

プレカットチェック【by 社長】

|Date:2016年4月13日 | Category: |

次の現場のプレカットチェックをしています。
木造の土台、柱、梁のサイズと位置やレベル、組み方を加工図にて決めていくものです。
昔だと大工の棟梁が墨で手板なるものを描いて、ノミ等で刻む手加工でしたが、現在は木材問屋などの工場でコンピューター入力し、機械による加工です。大工が仕事に入る前に加工を済ませておく、だからプレカットと言うのでしょう。
地方のよってはまだ手加工を続けている工務店があるかも知れませんが、うちでは全てが工場加工です。それを確実とした転機が実はあるのですが、長くなるので今日はそこには触れないでおきます。



設計図書があってその通りに施工し完成出来るように構造部材を決めていくのですが、その最終段階となり、これを間違うと現場も混乱し、設計通りに施工出来ずに大問題になります。


整形なプランだとそれほど難しいことは無いのですが、うちの作品はどれもなかなか簡単には済ませてくれません。
斜めあり、吹抜あり、化粧材あり、高さ制限ギリギリもあり、難しい造作の収まりもあり、毎回何十枚もの図面と格闘し脳みそが熱くなります。


今回の現場もなかなか悩ませてくれます。しかも時間の制約もあります。
慎重かつ緻密な作業ですが、これをすると頭の中で現場は完成します。そして現場がその通り建ち上がると一つの達成感があります。



大変ですが、このプレカットチェックという作業は、まだまだ誰にも任せられない私の仕事です。

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