土間とドーマーのある注文住宅
東京都調布市敷地面積:165.33㎡(50.01 坪) 延べ床面積:132.24㎡(40坪)
タグ:IKEAの家具,シンプル&ナチュラル,スケルトン階段,セルフビルド,ドーマー,パイン,リノリウム,ロフト,勾配天井,吹き抜け,回遊動線,土間,小上がりの畳スペース,床下エアコン,無垢材,造作家具
無垢のパイン材のフローリングが印象的な1階リビング。梁表しの天井、2本の丸柱、板張り仕上げの南面の壁(下の写真をご覧ください)など、見どころ盛りだくさんです。
南面の大きな掃き出し窓から日差しがたっぷりと注ぐ開放的なリビング。
窓側から撮影したリビング。左からキッチン、小上がりの畳スペース、階段下スペースを活用した造作収納&ニッチ、絨毯敷きの階段です。
リビング北側の壁に設置した壁掛けテレビは、壁にぴったりくっつくように、背面の取り付け金具を壁の中に埋め込むように収めています。
南面の大きな2つの掃き出し窓にはロールスクリーンを備え付けています。リビングに大型のロールスクリーンを取り付ける場合、グレーやアイボリーなどモノトーン系もしくはナチュラル系のカラーを選ばれる方が多いですが、NA様が選ばれたのは紺色。なかなかインパクトがあってステキだと思います。
小上がりの畳スペース。引き出し収納や壁収納などスペースを有効活用しています。
畳スペースの正面の収納の扉は、柾目(まさめ)のパイン材を横張りにして仕上げています。小野寺工務店は、基本的に室内建具は造作しています。タモという木を使うことが多いですが、NA様邸の場合は床がパイン材であることと、全体的にカジュアルな内装であることを考慮してパイン材で造作しました。(この収納スペースの床下に床下エアコンが収まっています。)
和室から見たLDK。ゆったりと腰を下ろした視線の先には心地よい空間が広がります。
キッチンの床は日々の使い勝手を優先してパインの無垢材ではなく、フロアリュームという人工リノリウム素材で施工しています。キッチンの向こう側の小上がりの畳スペースの下に四角い空間が空いていますが、これはルンバの収納スペースです。
2階の子供部屋スペースです。上部はロフトに面した吹き抜け、床は絨毯敷きです。現在はオープンな空間になっていますが、今後、仕切り壁などは子どもたちが自分たちでDIYするご計画です。
ドーマーからの明るい日差しが差し込む子ども部屋。壁にはフェザーフィールという、紙製クロスの上から大理石を主成分とした天然塗料を塗って仕上げる内装材を採用しています。紙製クロスの施工まで小野寺工務店で行い、鮮やかなコバルトブルーの塗料を塗る仕上げの工程はお子様にDIYしていただきました。家づくりの思い出のひとつになればいいなと思います。
子供部屋の北側にはトイレ、浴室、脱衣室、洗面台、ガス衣類乾燥機の乾太くん、室内干しスペース、ファミリークローゼットを機能的に配置しています。
洗面台と室内干しスペース。洗面台の鏡はイケア製で、NA様からお預かりしたものを取り付けています。洗面台の本体は造作しています。
廊下の頭上を利用した室内干しスペース。
洗面台と脱衣室を別々にする独立洗面のプランで、手前が脱衣室です。このプランにより、年頃の子どもがお風呂に入っている間、洗面台が使いにくいというよくある問題が解決します。脱衣室の床もキッチンと同じフロアリュームという人工リノリウム素材です。
脱衣室の壁に設けた小さな開口部。壁の向こう側に置いた洗濯機にここから衣類を放り込むことができます。
鮮やかな水色の壁紙で仕上げたファミリークローゼット。
イエローの塗り壁がおしゃれなトイレ空間。こちらの壁もご家族によるDIYです。
2階北側の主寝室。紺色の壁は紙製クロスのレミリア、勾配天井はヘムロックのはめ板で仕上げています。こちらも子ども部屋と同様、床は絨毯です。
角度を変えてもう一枚、主寝室の写真。東側の窓から朝日が入ってきます。
主寝室の天井にはシーリングファンを設置しています。
2階からロフトに上がるスケルトン階段。
ロフトスペース。ロフトの壁はDIYされるご予定ですので、手間のかかるパテ処理だけ施工して、これで工事完了です。今後、どのような色に塗られるのか楽しみです。正面の窓はドーマーの窓です。
ロフトスペースの吹き抜けから子ども部屋を見下ろした写真。ドーマーからの日差しが階下を明るく照らします。
1階の玄関横のお手洗いスペース。ナチュラルな雰囲気に仕上がっています。
白い塗り壁と黒いガルバリウム鋼板の屋根のコントラストがカッコいい建物外観。お引き渡しのスケジュールの関係で、撮影時、外構は未完成で工事中でした。半円形の玄関ポーチとガビオンのあるステキなエクステリアなので、それをお見せできないのは本当に残念です。
外観別角度。黒いガルバリウム鋼板の屋根とドーマーが、統一感のあるスタイリッシュな仕上がりとなっています。