住宅密集地に建つ坪庭のある家
東京都世田谷区敷地面積:78.66㎡(23.79坪) 延べ床面積:77.84㎡(23.55坪)
タグ:シンプル&ナチュラル,スケルトン階段,パントリー,モザイクタイル,勾配天井,吹き抜け,坪庭,壁面収納,床下エアコン,無垢材,造作家具
M様邸の外観です。外壁には「ガルデ」という天然大理石を主成分にした塗り壁材を使っています。南側に隣家が迫る、北東の角地です。採光とプライバシーを両立させるために様々な工夫を取り入れています
別角度から撮影したM様邸の外観です。太陽光の反射で真っ白に見えますが、実際は少しベージュがかったやさしい色合いに仕上がっています
玄関前には目隠しのウッドフェンスを立てました。ウッドフェンスには表札・表札灯・インターフォンの他、郵便受けを取り付けています
ウッドフェンスの裏側です。本来コンクリート製の門柱に取り付ける仕様の郵便ポストを木製のフェンスに取り付けるために、ちょっとした工夫を施しています(詳しくは月間小野寺工務店8月号でレポートしています)
玄関ドアはYKKの「ヴェナート」です
玄関ホールです。写真の左側、階段の途中にある正方形の窓の向こうが坪庭になります。上り框(あがりかまち)に腰掛けて靴を履きたい、というご主人のご要望に応えるため、通常より上り框を高くしています。とはいえ、そのままでは上り下りが大変なので、解決策として、途中に一段、台形型のステップを作っています
反対から撮影した玄関です。奥にはシューズクロークが設けてあります。右の扉を開けると主寝室です
たっぷり収納できるシューズクロークを造作しました
1階の主寝室です。南側の壁をグレーのアクセントウォールにしています。床材は無垢のオークです。M様邸の床材は、主寝室以外も基本的に無垢のオークを使用しています。また扉などの建具はタモの突板を使って造作しています
別角度からの主寝室です。坪庭にはイロハモミジを植栽しました。左下に見えるのは、床下エアコンのルーバーです。
主寝室の奥に設けたウォークインクローゼットです
コンパクトな濡れ縁付きの坪庭です。プライバシーの観点から、四方を壁で囲っています。四方を壁で囲むことで、開口部から入ってきた日光が内壁で反射して、下まで届くという効果もあります
2階リビングです。2階リビングの床もオークの無垢材で施工しています。勾配天井と南面にハイサイドライトを採用した明るいリビングです
リビングの窓枠上部から勾配天井を照らしている間接照明は、照明器具メーカーの「DAIKO」さんにご協力いただいて、光の広がり方をシミュレーションしてから取り付けています。勾配天井の場合、きちんとシミュレーションを行わないと、イメージ通りに光が広がらないことが少なくありません
間接照明を設置した北側の窓の向こう側が、四方を白い壁で囲んだ坪庭です。南側からの太陽の光が、北側の白い壁に反射して室内に入ってくるように計算しています
リビング南面の4連窓と、造作したテレビボード。テレビボードは足のないタイプですが、壁の中に補強用の金具を仕込んでいるので、かなりの耐荷重があります
南側に隣家が迫る敷地ですが、明るいLDKになりました。東側の窓からは、ご近所さんのお庭の植栽を借景しています
天井までの高さのハイドアを採用したリビングの大型クローゼット。一般的なクローゼットにある下がり壁と枠がないので、扉を閉めると壁のように見える、すっきりとした印象の収納に仕上がっています
システムキッチンはLIXILのリシェルです。奥様がキッチンの取手にライン取手を選ばれたので、それにあわせてキッチン背面の造作カウンターの取手もライン取手仕上げにしています。坪庭に面した窓は、床面から立ち上がるFIX窓を採用しました。坪庭に植栽したイロハモミジが成長すると、いずれここからも緑を楽しむことができるはずです
収納する食器のサイズや数に合わせて設計した背面カウンター。手前に見える1つだけ扉のついていない棚は、奥様のご要望で作ったランチョンマット入れです
階段を上がってすぐの場所に作った洗面カウンター。名古屋モザイクのコラベルタイルを貼りました。洗面ボウルの右側はちょっとしたパソコンデスクとしても使えます
1階に戻って、ガス乾燥機の「乾太くん」のある洗面脱衣室です。
トイレルームです。ゴールドのペーパーホルダーがポイントです