土間と隠れ家スペースのある注文住宅
東京都杉並区敷地面積:42.52㎡(12.86坪) 延べ床面積:46.57㎡(14.09坪)
タグ:オールステンレスのキッチン,ガルバリウムの外壁,セルフビルド,フルオーダーのキッチン,ミニシアター,勾配天井,土間収納,対面キッチン,無垢材,狭小住宅,秘密基地
ガルバリウム鋼板と天然木の組み合わせが印象的なF様邸の外観。ガルバリウム鋼板の色は太陽の光が反射してよくわからないと思うのですが、モスグリーンです。天然木はウイルウォールという外壁材で、防火地域でも使用できる素材です。天然の木材なので、経年による色の変化が楽しみです。玄関ドアは、リクシルの引き戸タイプです。青い色がワンポイントになっています。
玄関を入ると土間が広がります。土間にはベビーカーや子供たちの遊び道具はもちろん、ご主人の趣味のドラムセットを収納する予定です。鉄製の階段の土台は外観に合わせてモスグリーンに塗装しています。
土間の奥から家の中を撮影しています。F様邸の1階はまず土間があり、次に階段スペース、階段の向こう側にウォークスルーのクローゼットスペースがあり、一番奥にトイレや浴室などの水回りが配置されています。
家の中から見た土間スペース。1階の床材はアカシアの無垢材です。
階段の下から2階を見上げたところです。右側のウォークスルークローゼットに写っているハンガーパイプはガス管を利用して造作したもの。ザックリしたつや消しの素材感が素敵な感じに仕上がるのでおすすめです。
2階に上がって、まずはF様こだわりのダイニングカウンター一体型のキッチンです。「小料理屋さんのカウンターのような、カフェのカウンターのような」という難しいリクエストを建築士といっしょに考えて作らせていただきました。
別の角度から撮影したキッチンスペースです。ダイニングカウンターは、構造用のラーチ合板を使って土台部分を造作し、その上にタモの集成材で作った天板を載せています。両サイドに窓のある明るいキッチンです。
ダイニングカウンターの一部は店舗でよくある開閉式になっていて、たたむとキッチン周りをぐるっと一回りできるようになっています。キッチンカウンターはオールステンレスのオーダー品です。カウンターの下のステンレスの収納はIKEAの既製品を組み込んでいます。正面のきれいな水色のタイルはTNコーポレーションの製品。キッチン水栓は三菱ケミカル・クリンスイのもの。ザ・フルオーダーキッチンです!
水色のタイルの「タイル割り」を見てください。タイルを途中でカットせずにキレイに貼った状態を建築用語で「タイル割りがきれい」といいますが、F様邸のタイル割り、完璧です。
階段を挟んで、ダイニングキッチンの反対側は上下2階建て構造の空間になっています。下は「隠れ家スペース」、上がこれからソファを置く「くつろぎスペース」です。
隠れ家スペースの中の様子。丸くくりぬいた穴からはキッチンが見えるようになっています。この穴から顔を出して、キッチンにいるママに何かをオーダーするのでしょうか。
もう一枚、隠れ家スペースの写真。床材は杉板です。時間が経つともっと濃い色に変わってくるはずです。
隠れ家スペースの上のくつろぎスペース。右下の大きなウーファー以外に、たくさんのスピーカーが埋め込まれた空間です。
スクリーンとプロジェクターが備え付けてあり、ミニシアターに早変わりできるようになっています。
くつろぎスペースからキッチン方面を撮影しています。目の前の階段は2階からロフトに上がる階段です。
階段から「くつろぎスペース=ミニシアタールーム」を撮影しました。
ロフトに設けた和室です。
1階に戻って、バスルームです。右側の棚は、これも構造用合板を使って造作したものです。
洗面台とトイレです。洗面台のトライアングルタイルは名古屋モザイク社のものです。