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「窓枠埋め込み式のステキなピクチャーウィンドウ」と「Y様邸の気密施工と充填断熱工事の様子」の巻/2025年1月号

Date:2025年1月31日 |

2025年が始まりました。今年もたくさんのお家をレポートできるようにがんばっていきます!よろしくお願いいたします。

目次
1.調布市・K様邸(スキップフロアと大きな土間のある家)
2.練馬区・Y様邸(北欧テイストの2階建ての家)
3.西東京市・I様邸(鳥さん部屋と円形洗面室のある家)

 

◎調布市・K様邸(スキップフロアと大きな土間のある家)

今月号で完成写真を紹介する予定だったK様邸ですが、残念ながら、天候の関係で撮影が延期になり、完成写真はまだ手元にない状況です(泣)。よって今回は予定を変更して、建物が完成したあとに行った気密測定と外構工事の様子をレポートしようと思います。

下の写真は、鉄製の特注玄関ドアの建て付け具合をチェックしているメーカーのスタッフさんです。気密測定を実施する前に、閉まり具合の最終調整を行うために来てくれました。


 

YKKAP社など、住宅設備メーカーの玄関ドアは、気密性についてしっかり配慮されていて、あまり心配はいらないのですが、K様邸の鉄製の玄関ドアは、気密性という点では少々心許ないところがあります。できるだけ気密性能を向上させたいので、閉めたときの隙間が極力小さくなるよう、メーカーの方に来ていただいたのです。

玄関ドアの調整が終わったので、さっそく気密測定を行いました。結果は、無事に当社の基準値をクリアすることができました。ホッとひと安心といったところです。


 

続いて外構工事の様子を紹介していきます。下の写真は、玄関前にコンクリートの平板を施工する職人さん。寒い中、がんばってくれています。コンクリートの平板は、ただ地面に敷くだけとお思いでしょうが(笑)、高さをそろえる、隙間の目地を等間隔にそろえるなど実はけっこう細やかな調整が必要なのです。


 

翌朝、ここまでできあがっていました。


 

こちらは建物の北東側。植栽用に黒土をたっぷり入れています。内土間に続く掃き出し窓の前(赤い矢印)が砂利敷きになっているのは、雨垂れ対策です。雨の日、軒先から雨垂れが落ちたときに、泥が跳ねないようにしています。


 

最後に、K様邸の玄関ホールに設けた緑のピクチャーウィンドウを紹介しておきます。このピクチャーウィンドウは、YKKAPのAPW430というトリプルガラスの樹脂サッシで作っています。APW430には分厚い窓枠があるのですが、壁と床と天井の中に窓枠を埋め込むように取り付けることで、ガラスだけが見えるようにしています。若干手間のかかる造作工事でしたが、その甲斐あって、ステキなピクチャーウィンドウになったと思います。


 

以上、K様邸の最後の最後の工事レポートでした。完成写真は天候次第ではありますが、来月号でお届けしたいと思います。

 

 

◎練馬区・Y様邸(北欧テイストの2階建ての家)

上棟を終え、順調に家づくりが進むY様邸。外壁の気密施工が始まりました。

外壁の気密施工は、耐震ボードの継ぎ目に伸縮性のあるジョイントテープごと、気密塗料を塗り込むところから始まります。下の写真の黄色い塗料が、気密塗料のゴールドコートです。ゴールドコートは、塗る前はペンキのようなドロッとした粘り気のある液体ですが、乾くとゴムのような塗膜になり、強力な防水性能と気密性能を発揮してくれます。


 

次にレンジフードや24時間換気システムのダクトまわりにも、ジョイントテープごとゴールドコートを塗り込んでいきます。隙間ができやすいところは過剰なぐらい念入りに!これが気密施工の大事なポイントです。


 

最後に壁全体にゴールドコートを塗っていきます。一度塗って、しっかり乾いてから二度塗り目を行います。こうすることで、極めて高い気密性能を持つ家ができあがります。


 

家の中ではセルロースファイバーを使った充填断熱工事が始まろうとしています。下の写真は、断熱工事に使用するアップルゲート社のセルロースファイバーです。これを専用の道具を使って、壁の内側に吹き付けていきます。


 

セルロースファイバーの吹き付けを終えたリビングの壁。アップルゲート社のセルロースファイバーには、トウモロコシを原料にした糊成分が入っていて、霧状の水と一緒に吹き付けることで、壁面にびったり貼り付きます。時間が経つと沈下してきて隙間ができてしまうという従来のセルロースファイバーの弱点を克服したこの断熱施工の方法を「ウォールスプレー工法」といいます。


 

壁内への充填作業が終わると、次は天井です。天井の場合は、下の写真のように専用のシートを貼り、そのシートに穴を開けて、その穴からセルロースファイバーを吹き込んでいきます。


 

天井への充填作業が終わりました。この後、シートに開けた穴を専用のテープでしっかり塞げば、充填断熱工事は完了となります。なお断熱工事はこれでおしまいではなく、外壁全体に塗ったゴールドコートの上からEPSボードを貼り付ける付加断熱工事(外断熱工事)をこのあと行います。


 

充填断熱工事が終わり、急ピッチで木工事が進むY様邸。下の写真は、リビングからロフトを見上げたところ。ロフトに設けた室内窓(リクシルのデコマド)がインテリアのアクセントです(奥様のご希望です)。あらためて書きますが、Y様邸のデザインコンセプトは北欧テイスト。はたしてどんな北欧テイストに仕上がるのか?ワクワク(期待)とドキドキ(不安)の中、工事は進んでいきます。


 

 

◎西東京市・I様邸(鳥さん部屋と円形洗面室のある家)

基礎工事が粛々と進んでいます。下の写真は、基礎用断熱材のパフォームガードを型枠の内側と底面に敷き詰めているところです。先に断熱材の入れ物を作り、それからその中にコンクリートの基礎を作る。そうすることで、建物の基礎をまるごと断熱材で包み込む。それが、小野寺工務店の基礎断熱のやり方です。


 

パフォームガードの内側に基礎の配筋を組む職人さんたち。


 

断熱材の内側に組まれた配筋。超高断熱住宅のひみつのひとつです。


 

配筋が密になっている部分は地中梁(ちちゅうばり)です。地中梁の配置は構造計算によって導き出されます。耐震等級3の家を建てるために必要な構造体です。


 

底面のコンクリートの打設が終わりました。このあと、立ち上がり部分の型枠を組んでいきます。


 

 

(続く)

 

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