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月刊小野寺工務店【Monthly Onodera】

「パッシブハウス(予定)の上棟」と「調布市K様邸の造成工事」の巻/2024年4月号

Date:2024年4月30日 |

順調に工事が進んでいる3棟。三鷹市S様邸では上棟を、調布市K様邸では土地の造成作業を行いました。今回の月刊小野寺工務店に派手さはないですが、家が建つと見えない部分を作りあげていく、建築の要となる大切な過程をレポートしています。

目次
1.国分寺市・S様邸(やさしい日差しが入る北側採光の家)
2.三鷹市・S様邸(三鷹パッシブハウス(予定))
3.調布市・K様邸(スキップフロアと大きな土間のある家)

 

◎国分寺市・S様邸(やさしい日差しが入る北側採光の家)

下の写真はS様邸の2階リビング。ロフトの縦格子がピアノの鍵盤のようになっていますが、これはこれから始まる珪藻土の左官仕上げの下準備です。余計なところに珪藻土が付かないように養生しています。


 

こちらは1階の様子。1階は紙クロスのエコフリース仕上げです。エコフリースは一般的なビニールクロスと比べると、薄くて施工に気を使いますが、紙ならではの独特の質感があってしっとりとした雰囲気に仕上がります。また通気性と透湿性の高いエコフリースは断熱材のセルロースファイバーとの相性も良くて、セルロースファイバーの持つ調湿機能の邪魔をしないのもオススメの理由のひとつです。


 

 

◎三鷹市・S様邸(三鷹パッシブハウス(予定)

前回、基礎断熱工事の様子をレポートした三鷹市S様邸。家づくりは順調に進み、3月下旬に上棟を行いました。

基礎ができあがり足場を組んでいるところです。


 

足場の上から撮影したS様邸の基礎。すでに建物の土台ができあがっています。緑色のマットは断熱材です。あらかじめ基礎の下と外側に断熱材を仕込んでいる(基礎断熱をしている)ので、床下に断熱材を入れなくても基礎の断熱は万全なのですが、S様邸はパッシブハウス仕様の家なので、断熱性能をより一層高めるため、プラスアルファで床下にも断熱材を入れているのです。
※この後、基礎立上りの内側にも断熱材を貼ります。
※断熱施工と気密施工についてはやりすぎなぐらいにやる…それがパッシブハウスです。


 

上棟の様子その1。2階の桁(けた)と梁(はり)を組んでいるところです。一般的に長辺が桁で、短辺が梁となります。


 

上棟の様子その2。屋根用の断熱材(厚さ90ミリのフェノバボード)の上に垂木を組む職人さんたち。


 

上棟の様子その3。垂木の施工が終わりました。日が暮れつつありますが、上棟はまだ終わりません。


 

上棟の様子その4。垂木の上から野地板(屋根の下地材)を貼って、無事上棟完了となりました。大工、職人さん、応援の方々、おつかれさまでした!


 

 

◎調布市・K様邸(スキップフロアと大きな土間のある家)

今月から調布市K様邸の家づくりの様子をレポートしていきます。まずは基礎工事…といきたいところですが、その前にK様邸の場合はちょっとした土地の造成工事を行います。

 

下の写真は造成工事開始直後のK様邸の敷地。写真を見てわかるようにK様邸の敷地は道路面から50センチほど高くなっています。K様邸はスキップ構造の少し背の高い家なので、このままの状態で建てようとすると、高さ制限や斜線制限の影響を大きく受けて、建物形状的にさまざまな制約が出てしまいます。そうならないよう、土を鋤取(すきと)って地面を低くしようという作戦です。単純で地味な作戦ですが、作業はなかなか大変です。


 

鋤取りが進み、敷地の高さが道路と同じになってきました!


 

隣家との境界線上にあるブロック塀も古くて倒壊の危険性があるため、これを機会に一度撤去して新たに新設していきます。


 

鋤取りが終わり、すっきりしたK様邸の敷地。


 

新しいブロック塀もできあがり、造成工事完了です。


 

造成が終わり、基礎工事が始まりました。まずは遣り方(やりかた/写真の木枠)を組んでいきます。遣り方は建物の基礎高の基準点になるとても重要なもの。これができあがると、いよいよ家づくりが始まるぞ!というかんじで気持ちが盛り上がると同時に引き締まります。


 

(続く)

 

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