東京・調布の注文住宅は小野寺工務店

おかげさまで創業60周年

フリーダイヤル0120-405-233(月-土/9:00〜18:00)

月刊小野寺工務店【Monthly Onodera】

調布市MK様邸の完成写真を大公開!とセカンドリビングのある注文住宅の家づくりが始まりました!の巻/2021年10月号

Date:2021年10月31日 |

先月の世田谷区M様邸に続き、今月は調布市MK様邸の完成写真をお届けします。また府中市で新しくN様邸の家づくりが始まりました!ひさしぶりの三世帯同居の家づくりです。

目次
1.調布市・MK様邸(吹き抜けのある注文住宅)
2.調布市・MM様邸(陽当り重視の注文住宅))
3.世田谷区・S様邸(大きな吹き抜けのある注文住宅)
4.府中市・N様邸(セカンドリビングのある注文住宅)

 

◎調布市・MK様邸(吹き抜けのある注文住宅)

では早速、完成したMK様邸の紹介を始めたいと思います。

まずは外観です。さわやかな印象の薄いグレーの外壁には「ガルデ」という天然大理石を主成分にした塗り壁材を使っています。設計当初からグレーの外壁にすると決められていたMK様。微妙に色合いの異なる3種類のグレー色を調合した中から、こちらのグレーを選んでいただきました。手前の目隠しのウッドフェンスは、無垢の杉板を使って造作しています。


 

少し角度を変えて撮影したMK様邸の外観。


 

玄関ドアはYKKAPの「イノべスト」です。電子錠が搭載された玄関ドアです。


 

建物の前には日当たりの良いお庭があります(植栽はこれから行います)。庭に面した大きな窓はYKKAP APW430の大開口スライディングドアです。右側の部分が開閉する片引き戸になります。デッキ部分もウッドフェンスと同素材の杉板で造作しています。杉板なので定期的なメンテナンスは必要ですが、足触りの良いウッドデッキに仕上がっています。


 

それでは家の中を見ていきましょう。最初にMK様邸の一番の特徴である、南側に設けた吹き抜けの写真を紹介します。明るい日差しが燦々と建物の中に差し込む設計になっています。2階ホールとベランダは光を通すスノコ式の渡り廊下でつながっています。


 

もう一枚、吹き抜けの写真です。吹き抜けに設けたスケルトン階段がMK様邸のもうひとつの特徴です。(前の写真は階段の途中から撮影しています)


 

テレビボードを造作したリビング。1階の床材には無垢のオークを使っています。


 

1階北側に配置したキッチン。大き目のカウンターテーブルを造作しています。右側の収納の下にルーバーが見えていますが、ここに床下エアコンが入っています。


 

高窓からの光で、北側でも十分に明るいキッチン。背面カウンターの奥にパントリーを設けました。


 

キッチンから南側を見たところです。


 

階段を上がり、2階を見ていきましょう。スノコ式渡り廊下が印象的な2階ホール。吹き抜けの天井部分にはレッドシダーを貼っています。



 

吹き抜けのすぐ裏手に設けたファミリークローゼット。干して、すぐ収納することができる動線です。


 

2階北側の子供部屋。将来、間仕切りをすることで2部屋にすることができます。ちなみにMK様邸の2階の床は、子供部屋も含めてすべてアカシアの無垢材を使用しています。


 

2階の南側に配置した主寝室。


 

2階には書斎兼テレワークルームもあります。窓から見える緑に心が癒されます。


 

1階に戻ります。ガス乾燥機の「乾太くん」を設置した洗面脱衣室です。洗面台は人工大理石のカウンターボウルを取り寄せて、高さもデザインもMK様仕様で造作しています。


 

洗面脱衣室にはたっぷりの収納棚を設けました。黒いバーは、アイアン製の物干しです(2階ホールにも同じものを設置しています)。床にあるスリットは床下エアコンの吹き出し口です。


 

たっぷりの幅を確保したトイレスペース。


 

最後に床下エアコンを紹介しておきます。キッチン横の収納の下に設置しています。限られた場所だけが暖まる床暖房と違って、浴室の下も、トイレの下も、廊下の下も、家全体を床下から暖めることができるのが床下エアコンの素晴らしいところです。しかも普通のエアコンを使うので、初期費用もメンテナンス費用もリーズナブルです。基礎下断熱の家を建てるなら、入れておきたいオススメの設備です。(一般的な床断熱の場合は、床下エアコンを使うことはできません)


 

MK様邸の完成写真はいかがだったでしょうか。「施工事例集」ではこちらで紹介した写真以外にもたくさんの写真を掲載しています。ぜひそちらもご覧ください。

 

◎調布市・MM様邸(陽当り重視の注文住宅)

MM様邸の家づくりもいよいよ終盤戦となりました。家の中と外、いろんな場所で仕上げの工事が進んでいます。

下の写真は、洗面台の側面に貼ったキッチンパネルです。洗面台の側面には防水・撥水仕様の機能性壁紙を貼ることも多いですが、それでも小さなお子様のいるご家庭などは汚れが気になります。その点、キッチンパネルは、少々汚れても拭けばきれいになるので安心です。ちなみに洗面台の横にキッチンパネルを貼るのは、奥様からのリクエストです。


 

こちらは本来の使い方というか、キッチンに貼ったキッチンパネルです。洗面台横のキッチンパネルは、こちらの工事で余った部材を使っているので、費用もほとんどかかっていません。


 

壁紙工事が始まりました。まずはパテ処理です。下地材の継ぎ目やビスの頭を、パテで丁寧に平らにしていきます。

壁紙が到着!


 

そして数日後。壁紙工事完了!

住宅設備工事も進んでいます。下の写真は、表面に無垢材を使用したウッドワンのシステムキッチンです。食器洗い乾燥機はリンナイのフロントオープンタイプです。スライドオープンよりたくさん入って便利なフロントオープンタイプですが、国産ではリンナイだけが製造しています。


 

玄関横のニッチには有孔ボードを入れました。家の鍵や車のキーを掛けたり、穴の数だけフックを増やせるので、なにかと便利です。


 

家の外の様子です。外壁材はアイボリーのガルデです。(ガルデについてはMK様邸のところに書いたので、ここでは省略します)


 

太陽光発電パネルの設置も完了しています。真南の方を向いているので、かなりの発電量が期待できます。


 

外壁からニョキっと出ているのは布団干し用のバーです。MM様邸は、最近少しずつ増えてきているベランダのないお住まいです。洗濯は基本的にガス乾燥機の「乾太くん」で乾かします。乾太くんがあれば、洗濯物は天日干し以上にふっくら乾かすことができるのですが、ベランダがないと布団を干すときに困ります。布団干し用バーは、そんな悩みを解決する室内干し派にとっての強い味方です。


 

こちらは玄関横の外壁に取り付ける傘立てです。お施主からの支給品です。こういった備品については、お客様から教えてもらうことも少なくありません。


 

最後に紹介するのは、ウッドフェンスの横幅をどこまで伸ばすか悩まれている奥様の後ろ姿です。青いテープの場所まで延ばすか、赤いテープの場所で留めるか、で迷われています。家づくりは最初から最後まで、決めることがたくさんあります。建ててから後悔のないよう、思う存分悩まれて家づくりをしてほしいと思います。


 

[おまけの写真]
トイレに設置するトイレットペーパーホルダーの位置も、ものすごく悩まれて、いっしょにトイレの中に入って、センチ単位で試行錯誤して決めました。下の写真は、最終的に決定したトイレットペーパーホルダーの位置を示すマスキングテープです。小さな決定を積み重ねて家はできあがっていきます。


 

 

◎世田谷区・S様邸(大きな吹き抜けのある注文住宅)

先月、基礎工事の様子をレポートしたS様邸。今月は上棟の様子を中心にレポートします。

出来上がった基礎の周りに足場を組んでいきます。この状態の足場は、風が吹くと結構揺れますが、足場屋さんは躊躇することなく足場を組んでいきます。


 

足場ができあがると、基礎の上に土台を組んでいくのですが、その前に土台となる木材に防蟻剤(ボラケア)を塗布しておきます。防蟻剤は上棟してから塗布するのですが、土台のとなる木材の下側(基礎に接する面)は、上棟してからでは塗れないのであらかじめ塗っておきます。(防蟻剤のメーカーさんは、「底面は塗らなくても大丈夫」というのですが、ねんのため塗るようにしています)


 

こちらがボラケアです。ホウ酸塩を利用した防蟻剤で、木材に浸透させると半永久的にシロアリ被害を防いでくれます。ホウ酸塩は、人、犬、猫などは腎臓で分解できるため、大量に飲んだりしないかぎり無害です。


 

上棟が始まりました。通常のクレーン車ではアームが電線に干渉してしまうので、アーム部分を途中で折り曲げることのできるリーチタワークレーン(ピタゴラスクレーン)を使って上棟作業を進めていきます。


 

順調に上棟が進みます。


 

一時は雨もぱらつきましたが、無事に上棟が完了しました。最後に建物の一番高いところに幣串(へいぐし)を納めて、上棟完了です!


 

上棟が終わると、家のあちらこちらで大工工事が始まります。


 

大工工事がある程度進むとお客さまに建築現場に来ていただき、「電気打ち合わせ」を行います。電気打ち合わせでは、照明・スイッチ・コンセントの位置や数、カウンターの高さなどをひとつずつ順番に確認していきます。小野寺工務店では、下の写真のように、テレビドアフォンのモニターやコンセントなどの位置にあらかじめ緑の養生テープを貼って、わかりやすく表示するようにしています。


 

電気打ち合わせと同じ頃、躯体検査を実施します。JIO(日本住宅保証検査機構)の検査員の方が来て、筋交いやホールダウン金物などが設計図通りの場所に、正しく施工されているかどうか確認します。


 

下の写真は、開口部に防蟻剤のボラケアを塗る職人さん。ボラケアは基礎から120センチまでの高さと、窓などの開口部周囲に塗るようにしています。


 

[おまけの写真]
工事がある程度進むと、玄関ドアを設置します。ただし、このタイミングでは、まだ土間ができあがっていないため、フレームだけが頼りなく立ち上がっている状態になります。不注意で踏んでしまうと歪みが発生する可能性があるので、この写真のように注意喚起のテープを貼っておきます。男性の文字で厳しく「踏むな!」と書くより、女性の字で「ふまないでね」と書く方が、効き目があります。


 

 

府中市・N様邸(セカンドリビングのある注文住宅)

府中市で新たにN様邸の家づくりが始まりました!セカンドリビングのある注文住宅を建築する予定です。今住まわれている家を解体し、新たに建て替えていきます。

こちらが解体前のN様邸です。


 

N様から、背比べの跡が残る柱を新しい家でも使いたいというご要望がありました。構造用の柱としては使えないので、畳コーナーの化粧柱としてまた活躍してもらう予定です。


 

解体工事が始まる前に背比べの柱を撤去しました。


 

背比べの柱がなくなった旧N様邸。


 

解体が始まりました。


 

解体がほぼ終わりました。


 

(続く)

 

アーカイブス

このページのトップへ