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キッチン大改造リフォーム!のレポートと五角形の家づくりが始まりました!の巻/2020年8月号

Date:2020年8月30日 |

調布市で新しくI様邸の家づくりが始まりました。台形型の変形敷地に建つ五角形の注文住宅です。また、今月はひさしぶりにリフォーム工事の様子も紹介します。

最初に目次です。
1.調布市・I様邸(キッチンのフルリフォーム)
2.三鷹市・O様邸(印象的な外観の二世帯住宅)
3.稲城市・M様邸(2階リビングの注文住宅)
4.調布市・I様邸(変形敷地に建つ五角形の家)

 

◎調布市・I様邸(キッチンのフルリフォーム)

今月はI様邸のキッチンリフォームのレポートから始めたいと思います。I様とは、かれこれ30年程のお付き合いになります。もともとI様邸は他の建築会社が建てた分譲住宅ですが、30年前に縁あって修繕工事のご依頼をいただき、それ以来、2階のベランダにパーゴラを設置したり、洗濯機置き場を1階から2階に移動したり、リビングの大規模リフォームをしたりと、何度も工事のご依頼をいただいています。

そんなI様からの今回のご依頼は、キッチンのフルリフォームです。下の写真は、リフォーム前のキッチンです。ガスコンロとシンクが横に並ぶオーソドックスなI型キッチンです。


 

換気扇は壁付けの昔ながらのプロペラファン式。キッチンの奥には勝手口があります。


 

このキッチンをどのようにリフォームするかと言いますと、下の手書きのイラストのようにリフォームします。ちなみにこのイラストは、I様のご主人が自ら描かれた手書きの完成イメージ図です。

奥の勝手口を塞いで窓に改造し、勝手口のあった壁面にカウンターを備え付け、キッチン本体は最新のシステムキッチンに入れ替えるという計画です。手書きのイメージ図から、I様の並々ならぬ情熱が伝わってきます。


 

というわけで、早速工事に取り掛かります。まずは既存のキッチンを撤去します。


 

勝手口も窓の部分を残して塞いでいきます。同時に、炊飯器やオーブントースター用の電気配線も通しておきます。


 

勝手口が塞がりました。右側の太いダクトは、シロッコファン用のダクトです。


 

奥のカウンターの造作が終わり、スイッチ1つで上下する電動吊戸棚の設置も完了しました。


 

換気扇は、昔ながらのプロペラファン式から、最新のシロッコファンの換気扇に変わりました。換気扇のお手入れが格段に楽になるはずです。


 

キッチン本体の設置も完了しました。


 

工事を進める中で、床下収納のフタが木目調で、周囲のテラコッタ風のタイルとチグハグな印象になっていることに気が付きました。(今回、キッチンの床はリフォームを行わず、既存のテラコッタ風タイルをそのまま残します)


 

そこで急遽、塗装屋さんに来てもらって、木目調のフタを、まわりのタイルと同じように塗装してもらいました。色合いといい、目地の描き方といい、素晴らしい仕上がりになったと思います!


 

それでは完成したI様邸のキッチンをご覧ください!使い勝手の良い、最新のキッチンに生まれ変わりました。


 

勝手口を改造した窓もこの通りです。ウッドブラインドのオシャレな窓に変身しました!


 

 

 

◎三鷹市・O様邸(印象的な外観の二世帯住宅)

O様邸では上棟が終わり、大工工事、断熱工事、外壁工事が着々と進んでいます。

大工工事が進む屋内の様子。これから窓を設置していきます。


 

円柱形に仕上げる1階リビングの東側。ガラスブロックタイプの窓が入りました。


 

下の写真は床工事の様子です。O様邸のフローリングは「斜め張り」を採用しています。文字通りフローリングを斜めに張っていくのですが、たったそれだけのことで、一般的な「定尺張り」や「乱張り」に比べ、床の存在感が際立ち、動きのある個性的な空間に仕上がります。


 

電気配線を本格的に始める前のタイミングで、現地での電気打ち合わせを行います。電気打ち合わせでは、照明器具の取り付け場所や、コンセントやスイッチの位置などをひとつひとつお客様と確認していきます。

電気打ち合わせの際は、下の写真のようにリモコンやテレビドアホンのモニターの設置場所をわかりやすく表示するようにしています。


 

電気打ち合わせが終わると、断熱工事が始まります。現場発泡のウレタン断熱材(モコフォーム)を家の隅々までたっぷり丁寧に吹き付けていきます。


 

これでもか!というぐらいたっぷりと吹き付けておきます。


 

断熱工事が終わると、気密測定を行います。下の写真のバズーカ砲のような機械で建物内の空気を一気に排出して室内の気圧を下げると、家中の小さな隙間から空気が入ってきて、いずれ元の気圧に戻ります。どれぐらいの時間で元の気圧に戻るかを測ることで、建物の気密性能を調べるしくみです。小野寺工務店では、建築するすべての家で気密測定を行っています。


 

ここまで屋内の写真ばかりでしたが、家の外はどんな具合かと言いますと、外断熱用の防水・防湿塗料の「ウェザーシール」を家全体に丁寧に塗っています。


 

窓の周囲は、念入りに何度も重ね塗りを行います。


 

ウェザーシールの容器です。もともとはドロッとした青い液体ですが、乾くとゴムのように伸縮する材質に変わります。そのため、防水・防湿機能だけでなく、建物の気密性能も向上します。


 

 

 

◎稲城市・M様邸(2階リビングの注文住宅)

M様邸の家づくりも順調に進んでいます。下の写真は外壁工事の様子。M様邸の外壁材は、グレーのガルバリウム鋼板です。


 

家の中では、これから壁紙(クロス)工事が始まるところです。左側に立て掛けられているのは無垢の輸入建具です。これから現場でクリア塗装を施します。


 

壁紙(クロス)工事が終わりました。


 

もう一枚。白を基調にしたさわやかな空間に仕上がりました。


 

クリア塗装後の輸入建具です。落ち着いた色合いに変わっています。


 

 

 

◎調布市・I様邸(変形敷地に建つ五角形の家)

調布市で新しくI様邸の家づくりが始まりました。台形型の変形敷地に五角形の家を建てていきます。今回は始まったばかりの基礎工事の様子を紹介したいと思います。

下の写真は、転圧した砕石の上から防湿シートを敷いている様子です。基礎工事の下準備といったところです。この防湿シートは、建物を湿気から守るというより、基礎を湿気から守るためのものです。


 

防湿シートの真ん中にI様からお預かりしたお札を納めました。気が引き締まる思いがします。


 

防湿シートの端を押さえるように捨てコンクリートを打っていきます。これも基礎工事の下準備の作業です。熱中症にならないのが不思議なぐらいの陽射しの中、工事は進みます。


 

建物が五角形なので、基礎も五角形になります。当然捨てコンクリートの形状も五角形になります。


 

捨てコンクリートを打ち終えりました。基礎工事はまだ始まったばかりです。


 

 

(2020年9月号に続く)

 

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