東京・調布の注文住宅は小野寺工務店

おかげさまで創業60周年

フリーダイヤル0120-405-233(月-土/9:00〜18:00)

月刊小野寺工務店【Monthly Onodera】

陽当たりの良いシンプルな間取りの家、完成写真大公開!と徐々にできあがる円柱形の外壁!の巻/2020年7月号

Date:2020年7月31日 |

先月のS様邸に引き続き、調布市のO様邸も無事に完成いたしました。今月の月刊小野寺工務店はO様邸の完成写真を中心にお届けしたいと思います。

最初に目次です。

1.調布市・O様邸(陽当たりの良いシンプルな間取りの家)
2.三鷹市・O様邸(印象的な外観の二世帯住宅)
3.稲城市・M様邸(2階リビングの注文住宅)

 

◎調布市・O様邸(陽当たりの良いシンプルな間取りの家)

では早速、O様邸の完成レポートを始めます。

まずはO様邸の外観写真です。陽当たりの良い南道路の敷地に立つO様邸。南道路の家は、陽当たりは良いものの、道路を行きかう人々の視線からプライバシーを守ることが、設計上の大きなテーマになります。

O様邸では、リビングの掃き出し窓を南側ではなく、西側に配置し、南側には少し高い位置に正方形の4連窓を配置することで、採光とプライバシーの両立を図っています。南側に植える予定の植栽が育つことで、将来的には道路からの視線はほとんど気にならなくなると思います。


 

こちらは、リビング西側に設けたウッドデッキです。軒天に小さなシルバーの金具が付いていますが、これはハンモックを吊り下げるための金具です。


 

では玄関から家の中に入っていきましょう。下の写真はO様邸の玄関内側です。正面が1階LDK。左側は土間収納兼シューズクロークになっています。


 

靴はもちろんベビーカーや子供たちの遊び道具もたっぷり収納することができる土間収納&シューズクロークです。


 

玄関から家に上がるとすぐに手洗いがあります。カクダイの手洗いボウル、名古屋モザイクのタイル、O様がご用意されたミラーを組み合わせて造作しています。手洗いカウンターの横はトイレです。シューズクロークの入り口をRの下がり壁にしています。少しの手間と工夫で室内の雰囲気は変わります。


 

手洗いスペースの横に階段があり、そのとなりに階段下のスペースを有効活用した収納があります。階段の壁には小さな本棚を造作しました。


 

O様邸の1階リビングです。床はオークの無垢材を使用したフローリングです。白を基調にした明るくて清潔な室内です。


 

もう一枚。別角度から撮影したリビングの写真です。


 

キッチンとダイニングです。東側の窓の下にスタディーカウンターを造作しています。休みの日は朝のさわやかな光の下で、宿題をしたり、本を読んだりされるのでしょうか。


 

キッチンは、使い勝手の良いリクシルのシステムキッチンです。奥様のリクエストで、スパイスボックスを造作して組み合わせています。


 

2階南側のフリースペースです。将来は間仕切りをして、2つの子供部屋になる予定です。2階の床にはアカシアの無垢材を使用しています。奥に見えるブルーグレイの壁紙は主寝室のアクセントウォールです。


 

主寝室です。


 

かわいらしい模様の壁紙を貼った2階のトイレです。


O様邸の完成レポートは以上です。施工事例集ではもう少したくさんの写真とともにO様邸を紹介しています。そちらもぜひご覧ください。

 

 

◎三鷹市・O様邸(印象的な外観の二世帯住宅)

前回基礎工事の様子を紹介したO様邸。今月は上棟の様子を中心に紹介していきます。

まずはきれいにできあがった基礎の写真です。


 

円柱型に外壁を仕上げる部分の基礎もきれいに仕上がっています。外壁は角のない文字通りの円柱型ですが、基礎を丸く作ることはできないので、できるだけ円に近い多角形にしておきます。構造的に負荷がかかる部分なので、基礎と土台を緊結するアンカーボルトもたくさん入れておきます。


 

基礎ができあがると、足場屋さんが来て、テキパキと足場を組んでいきます。足場が組み上がると、土台を組み、その後上棟を行います。


 

土台の設置工事が始まりました。基礎の上の黒いテープは気密パッキンです。気密パッキンは、エチレンプロピレンジエンゴムという弾力性と耐候性に優れた合成ゴムでできたテープで、土台と基礎の間の隙間を完全に塞ぎます。基礎を断熱材ですっぽり包み込む基礎断熱(基礎下断熱)用の部材です。


「気密パッキン」とよく似た部材に「基礎パッキン」という製品があります。基礎パッキンも気密パッキンと同様に、土台と基礎の間に入れる部材ですが、こちらは基礎内の換気を促すために入れるモノなので、空気の通り道がたくさん開いています。基礎パッキンは、床下に断熱材を入れる床下断熱用の部材です。(小野寺工務店では使いません)

 

円柱型の基礎の上にも丁寧に気密パッキンを敷き、その上から土台を組んでいきます。


 

上棟前日、柱の小口部分に職人さんが防蟻剤を塗っています。建物の防蟻処理は、上棟が終わり、建物が立ち上がった後に行うのですが、小口は土台と柱が接する部分なので、建物が立ち上がった後では防蟻剤を塗ることができません。そこで、あらかじめ防蟻剤を塗っておくのです。

家の荷重で柱と土台は隙間なくぴったり接するので、防蟻剤を塗らなくてもいいのですが、念には念を入れて小野寺工務店では塗るようにしています。(ちなみに小野寺工務店では「ボラケア」という人体に無害なホウ酸系の防蟻処理剤を使っています)


 

ここからは上棟の写真を紹介していきます。下の写真は2階の床が組み上がったところです。骨太で頑丈な構造で、われながらホレボレしてしまいます。


 

円柱型になる部分の構造です。複雑な組み合わせになっていますが、小野寺工務店の上棟チームはあっという間に組み上げてしまいました。


 

O様邸の建築現場はクレーンが使えるので体力的にはずいぶん楽です。熱中症のシーズンなので助かります。


 

屋根を支える母屋(もや)、小屋束(こやづか)、棟木(むなぎ)までできあがったところで上棟終了です。真ん中に写る白いうちわのようなものは、家内安全と魔除けの飾りで「幣串(へいぐし)」と言います。


 

雨の多いシーズンなので、上棟後すぐに雨養生をしておきます。


 

上棟が終わると、大工工事が始まります。下の写真は円柱型の外壁を作っているところです。匠の技と知見をフル稼働させて作っていきます。


 

 

 

 

◎稲城市・M様邸(2階リビングの注文住宅)

前回上棟の様子を紹介したM様邸。工事は順調に進み、断熱工事が完了しました。下の写真は断熱工事中のM様邸。モコフォームをたっぷり吹き付けた後の様子です。


 

断熱工事中の写真をもう一枚。このままでは壁の下地材が貼れないので、柱の厚みからはみ出たモコフォームをそぎ落としていくことになります。


 

はみ出た部分を丁寧にそぎ落とし、上から壁の下地を施工していっている様子です。この写真は、化粧梁が写っているので、リビングの写真です。


 

こちらは洗面脱衣所の写真です。


 

断熱工事が終わると、設備工事が始まります。ユニットバスの設置が進行中です。


 

階段もできあがってきました。


 

下の写真は、外壁の色に悩むM様といっしょに、外壁材の色見本を持ち歩きながら、建築現場の周辺を散歩した時に撮ったものです。イメージに近い色の建物を見つけると近寄って行き、色見本を照らし合わせること約1時間。ようやく外壁の色が決まりました。梅雨の合間の楽しいお散歩タイムでした。


 

(2020年8月号に続く)

 

アーカイブス

このページのトップへ