T様邸の完成写真を大公開!とM様ご家族からいただいたうれしいメッセージの巻/2019年9月号
1月から始まったT様邸の家づくりがいよいよ完成となりました。家が完成するのはうれしい反面、大切に育てた我が子を送り出すようなさみしい気持ちにもなります。
最初に目次です。
1.調布市・T様邸(薪ストーブと地下室と巨大木製サッシのある家)
2.調布市・A様邸(チタンメタリックのガルバリウムの外観がカッコいい家)
3.三鷹市・M様邸(家全体の空間がゆるやかにつながるアウトドアリビングのある注文住宅)
4.杉並区・F様邸(土間と隠れ家スペースのある注文住宅)
5.稲城市・T様邸(大きな吹き抜けと回廊のある注文住宅)
6.調布市・深大寺そば八起(店舗リフォーム)
◎調布市・T様邸(薪ストーブと地下室と巨大木製サッシのある家)
今年の1月に始まったT様邸の家づくり、先日無事に引き渡しが完了いたしました!そこで今回は、完成写真とともにT様邸の家づくりを振り返ってみたいと思います。
まずは外観から。紺色と深緑のツートーンカラーの外壁とT様の愛車赤いボルボ240エステートがいい感じにマッチしています。
ここからはプロのカメラマンに撮ってもらった写真です。夕景のT様邸。童話の本に出てきそうな佇まいです。
続いて2階LDK。床も天井もロッジポールパインの無垢材を塗装して仕上げています。南面と西面の大きな窓、これは山形県のアルス社の「夢まど」という木製サッシです。
T様邸のリビングには薪ストーブが設置されています。輻射熱のおかげでポカポカと体の芯から暖まるのが薪ストーブのいいところです。薪ストーブの背面は以前ブログにも書いたように、薪ストーブの熱を家の構造部分に伝えないための細心の工夫を凝らしています。
リビングダイニングを別角度から撮影した写真です。かわいらしいステンドグラスのペンダントライトはT様のお持ち込みの品です。
地下に設けた主寝室の写真です。右の引き戸の奥がウォークインクローゼット。左の引き戸の向こうには1階に上がる階段と納戸と階段下収納があります。収納スペースたっぷりのT様邸です。
これは約4帖の広さの屋上バルコニーです。ニョキっと突き出ているのは薪ストーブの煙突です。ここから調布の花火大会を見ることができます。
最後にTOTOのスーパーエクセレントバスを設置した浴室です。ご主人の「高級ホテルのようなジェットバスを自宅に作りたい」というご要望に応えるため、最初は各住設メーカーのユニットバスを調べたのですが、どれも水流が乏しく、最終的に辿り着いたのが、スーパーエクセレントバスを使った在来浴室です。勢いよく噴き出すジェット水流と浴槽の底面からブクブク出る気泡が日々の疲れを癒してくれることでしょう。
T様邸の写真はもっとたくさんあるのですが、他の建築現場のレポートもあるのでこれぐらいにしておきます。T様邸のすべての施工写真は施工事例集に掲載しているので、そちらもぜひご覧ください。
◎調布市・A様邸(チタンメタリックのガルバリウムの外観がカッコいい家)
続いて完成に向けてラストスパートの態勢のA様邸のレポートです。
外壁工事はすでに完了し、足場の解体も終わり、チタンメタリックのガルバリウム鋼板で覆われたA様邸が、調布の街にその姿を現しました。屋根のギザギザがA様邸の複雑な形状を物語っています。
玄関から家に入ると、まずに目に入るのがこれ。何かわかりますでしょうか?これは玄関に造作中の洗面台付きのシューズボックスです。リクシルの既製品のシューズボックスに天板を載せて塗装し、後ろに給排水の配管を通して、最後に洗面ボウルがはまるように加工していきます。
玄関スペースが狭いので、洗面台を諦める方もいらっしゃると思うのですが、シューズボックスと合体させれば、スペースの問題はあっさり解決します。
時系列がむちゃくちゃですが、完成した写真もあるので載せておきます。小さなお子様がいる世帯は玄関に手洗いスペースがあった方が絶対便利ですよね。
続いて、階段の途中から2階のホール方向を撮影した写真です。階段を上がりきった正面の壁紙はビビッドなオレンジを採用しています。
ちなみにこのスペースには本棚を造作する予定です。
キッチン、ユニットバス、トイレなどの住宅設備工事も終わりました。
洗面室に設置したガス衣類乾燥機の「乾太くん」。たくさんの洗濯物があっという間に乾くので、共働きでお昼間に洗濯物を外に干せないご家庭におすすめです。
家の外では左官屋さんが玄関のアプローチ部分を施工中です。
エアコン工事の職人さん。
外構工事の職人さんが駐車場の土間コンクリートを打っています。
様々な職人さんが入れ替わり立ち替わりしつつ、家はできあがっていきます。完成まであと少しです。
◎三鷹市・M様邸(家全体の空間がゆるやかにつながるアウトドアリビングのある注文住宅)
前回基礎工事の様子をレポートしたM様邸。今回は上棟の様子を中心に紹介していきたいと思います。
まずは、できあがった基礎の写真です。給排水工事が進行中です。基礎の外周が濃いグレーになっているのは基礎断熱材を保護するための塗装を施しているからです。
これは、できあがった基礎の上に土台を組んでいるところ。すでに足場も出来上がっています。
土台が組み終わるといよいよ上棟です。1階の柱から組み上げていきます。
(土台を組むのと上棟は別の日に行います。ちょっと書き方がややこしいですね)
2階の床まで組みあがりました。自分で言うのもなんですが、密度の濃い頑丈な構造ですね。
休憩時間、M様から差し入れていただいたスイカとパイナップルを食べる大工と鳶の職人さん。夏の屋外でいただくよく冷えたスイカとパイナップルは格別な味でした。
2階の天井まで組み上がってきました。青い空、白い雲、上棟日和です。
もうすぐ屋根の骨組みも完成します。
夕方のM様邸。一日でいっきに家の形ができあがります。
上棟の作業中にM様のご家族がいらっしゃって、柱にサインペンで何か書き込まれていました。(完成すると見えなくなる柱です)見せていただくと、「小野寺工務店さん、ありがとうございます」や「We are happy!」といった文字が並んでいます(涙&涙)
大工・職人一同、毎日このメッセージを見ながら、期待にそえる家を建てたいと思います!がんばるぞー、オー!
◎杉並区・F様邸(土間と隠れ家スペースのある注文住宅)
F様邸では基礎工事が始まりました。
下の写真は、基礎用の断熱材「パフォームガード」を敷き詰め、その上から配筋を組んだところです。この後、型枠を組んでコンクリートの打設を行います。
少し離れたところから撮影しました。コンパクトな敷地に遊び心いっぱいの家ができあがる予定です。
◎稲城市・T様邸(大きな吹き抜けと回廊のある注文住宅)
T様でも基礎工事が始まりました。
T様邸の敷地は地盤調査の結果、地盤改良が必要という結果になりました。下の写真は鋼管杭による地盤改良工事の様子です。
地盤改良工事が終わり、これから基礎工事が始まります。
基礎断熱材のパフォームガードを敷き詰め、その上から配筋を組んだところです。
配筋の下と側面の白いボードがパフォームガードという断熱材です。この内側にコンクリートの基礎を作っていきます。断熱材が建物の基礎をすっぽり包みこむので、きわめて高い断熱性能の住宅ができあがります。
◎調布市・深大寺そば八起(店舗リフォーム)
深大寺そばの老舗、八起さんの大規模リフォーム工事も順調に進行しています。
ところで、八起さんの新しい外観のコンセプトは江戸時代から明治時代に建てられた町家風のデザインです。町家風といってもピンと来ないかたも多いと思いますので参考写真を載せておきます。
上の写真の建物は、飛騨高山に現存する日下部邸です。重厚な瓦屋根と窓格子が外観上のポイントです。ちなみに国の重要文化財に指定されています。町家風デザインに瓦屋根と窓格子が欠かせないことがわかっていただけたところで、八起さんの工事に戻ります。
屋根の上に運び上げた瓦。かなりの重労働です。
こんな具合に並べていきます。
続いて、窓格子です。窓格子はあらかじめ下小屋(作業小屋)で組み立てておきます。
できあがった窓格子を現地に運び入れます。
瓦屋根と窓格子の付いた新生八起さんです。大工がふたり作業中ですが、これは雨が降った時に引っ張り出せる雨よけのオーニングを取り付けているところです。完成までもう少しです。
(2019年10月号に続く)