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月刊小野寺工務店【Monthly Onodera】

インナーガレージのある家の完成報告とピタゴラスが上棟で大活躍!のお話/2018年11月号

Date:2018年11月30日 |

「月刊小野寺工務店」の2回目です。
11月号といいながら、ブログの内容は10月の工事レポートで、
しかも公開は、まもなく12月になろうかというタイミング(泣)

うーん、ドウシテコウナッテシマッタノカ??

不慣れな作文に必死に取り組んでいるということで、今回はご容赦ください!
来月号からは少しずつ前倒ししていきます!(キッパリ)

 

◎杉並区・S様邸(インナーガレージのある3階建ての家)

前回、8月・9月に行った断熱工事の様子をレポートしたS様邸。
今回は10月に行った完成間近の仕上げ工事を中心にレポートしていきます。

最初に紹介するのは、S様邸の大きな見どころ
「ヘリンボーン柄に組み合わせたオーク材の無垢フローリング」の工事写真です。

下の写真は「小さな段差を発見した!」という証拠写真です。
見つけたらすぐに写真を撮ることで、後々の「あっ!忘れてた!」を防ぐことができます。


 

フローリングの無垢材は、下の写真のように左右に実(さね)という凸凹が加工された状態で納品され、
それを現地で組み立てていきます。

加工した直後はキッチリ寸法が合っていても、無垢材はどうしても反ったり、縮んだりがあるので、
組み上げた際に多少の段差ができたりします。


 

その段差をチェックして、直すのも大工の仕事です。
下の写真は鉋(かんな)をかけて、段差の微調整をしている大工です。
一心不乱に作業していて、横で写真を撮ったことに気づきませんでした。


 

時計の針を3週間ほど進めて、完成したS様邸のリビングの写真も載せておきます。
段差のない滑らかなフローリングに仕上がりました。パチパチパチ!

 

工事レポートに戻ります。
下の写真はアイアンの階段の最後の仕上げをしている塗装屋さんです。

 

下の写真はベランダに面した窓の防犯装置のチェックをしているセコムのスタッフさんです。

 

続いて、玄関横のシューズクロークの土間コンクリート(略して土間コン)を打っている左官屋さんです。
玄関の土間コンは、他の職人さんの出入りがある昼間は作業できないので、日が暮れてからの孤独な作業です。

 

たくさんの大工、職人さんの技と思いが結集して、家は出来上がっていきます。
以下、完成したS様邸をチラッと紹介します。
※11月4日のブログでも引き渡し直後の写真を掲載しています。そちらもぜひご覧ください

S様邸の外観です。外壁は「ガルデ」という大理石を主成分にした塗壁材を採用しています。
ヨーロッパで多く使われている素材で、年月が経つほどに味わいが出てくるのが特徴です。

玄関の内側です。カウンターの下に設けた窓からはビルトインガレージの様子が見えるようになっています。

アイアンの階段を下から見上げました。カッコいいですー。
こんなお家で毎日を過ごせるS様ご家族がうらやましいです!左側の黒い壁は黒板です。

リビングからキッチン方向を撮影しています。キッチンの背面収納と左側のテレビボードは造作しています。
キッチンの前の通路をズズズイッっと進んでいくと、左側にアイアンの階段。そしてその奥には・・・

ジャーン!お勉強カウンターと造り付けの本棚スペースが現れます!
宿題のはかどりそうな間取りです。本棚の反対側は大きなウォークインクローゼットになっています。

3階の子どもたちのお部屋です。上から垂れ下がっているのは高窓を開閉するためのチェーンです。
床はパインの無垢材です。リビングのオーク材と比べると、足触りが柔らかくて温かい印象になります。

話は逸れますが、上の写真の正面に2つ並ぶ横長の窓、ロボットの目みたいに見えませんか?
斜線制限をクリアするために複雑な形状にした天井の印象も重なって、
工事中は「マジンガーZの部屋」と呼んでいました。
(しかしあらためて見てみると「ゲッターロボの地中タイプ」の方が近いような気もします)

ゲッターロボの話で終わるのはS様に申し訳ないので、もう1枚!
子供部屋の吹き抜けから見たリビングです。床のヘリンボーン柄がよくわかります。
真ん中の家具は、S様の大切な思い出の家具を小野寺工務店で修繕させていただいたものです。

 

S様邸の写真はもう少しあって、できれば全部紹介したいのですが、
他の家のレポートもあるので、このあたりでやめておきます。
後日施工事例集に掲載するので、しばしお待ちください。

 

 

◎調布市・N様邸(賃貸併用住宅を二世帯住宅に大規模リフォーム)

前回は間取りをガラリと変える2階部分(子世帯の居住スペース)の工事の様子をレポートしましたが、
今回は、N様邸の外壁工事について書きたいと思います。

まずはリフォーム前のN様邸の外観です。2階部分に雨戸付きの窓が3つ並んでいます。
雨戸があるとはいえ、29年前の窓ですから単板ガラスの断熱性能の極めて低い窓です。
(当時は断熱という考え方自体が窓にはありませんでした)

今回のリフォームでは、当然すべての窓をサッシごと撤去して、最新の断熱性能の良い窓に交換します。


続いて、施工途中の写真です。すでに窓の交換は完了しています。
2階の壁一面が白くなっていますが、これは塗料ではなく、EPSボードという外張り用の断熱材です。
断熱材は家の内側にも入るので、N様邸の断熱は内断熱+外断熱のダブル断熱ということになります。


 

このEPSボードですが、断熱材としての役割の他にもうひとつ、壁の下地材としての役割があります。

窓の位置や大きさの変更を伴うリフォーム工事の場合、一般的な工事方法は、
1.以前の窓枠を合板などでふさいで、
2.その上からモルタルを厚めに塗ってデコボコをなくし、
3.最後に仕上げの外壁材を塗る
というやり方が多いと思います。

しかしその方法だと、1~2年ぐらい経ってから、雨で外壁が濡れた時に遠くから見ると、
うっすらと以前の窓枠が浮き上がって見えたりすることがあり、非常に見栄えが悪いです。

壁の下地にEPSボードを入れるとそういう心配がなくなります。
以前の窓枠を合板などでふさぐところは同じですが、
その上から防水シール、そしてEPSボードを壁面全体に施工し、下地塗料、ファイバーメッシュ、
外壁用の仕上げ塗料(ガルデ)と順に塗っていきます。

EPSボードは25ミリの厚みがある(N様邸の場合)ので、以前の窓枠が透けたりする心配はありません。
断熱性能も上がるので、一石二鳥の工事方法だと思っています。

余談ですが、住友不動産の「新築そっくりさん」は、古い外壁材の上から新しいサイディング材を重ねるように張り付けていきます(カバー工法と言うみたいです)。荒っぽいやり方ですが、以前の窓枠が浮き上がることもないですし、しかも作業も簡単だし、よく考えられているなと思います。

外壁が仕上がったN様邸の外観です。しっとり落ち着いた印象に仕上がりました。


 

 

◎武蔵野市・S様邸(2×10Mの専用通路の先につくる、アイデア満載の家)

前月号で基礎工事と上棟の様子を紹介したS様邸。
今回は断熱工事についてレポートしたいと思います。

下の写真は、当社の大工が小上がりの和室の床を施工しているところです。
断熱材はまだ施工されていない状態です。

注目してほしいのは、左側にあるがっしりとした白いサッシ。
これは、YKK AP社のAPW430というトリプルガラスの樹脂サッシで、断熱性能が極めて高い高性能サッシです。
ちなみにすごく重いです。


 

上の写真の状態から約1週間後、断熱材のモコフォームが壁の中に充填されました。
グラスウールやロックウールと違って、びっしりすき間なく入るのが、
発泡ウレタンフォームの良いところです。S様邸では85ミリの厚みを予定して施工しています。

「予定して」というのは、モコフォームは現場で吹き付けて発泡させるため、
どうしてもピッタリ85ミリにはなりません。
柱の厚みが105ミリあるので、大体その厚さまで入れることになります。


 

断熱材の写真をもう一枚。屋根裏の部分を見てください。
これでもかっ!というぐらい大量のモコフォームを吹き付けています。
壁の中と違って厚みに制限がないので、遠慮なくたっぷり吹き付けています。

 

写真がなくて申し訳ないのですが、
S様邸では壁の外側にも100ミリ厚のEPS外張り断熱ボードを施工しています。
内側に85ミリのモコフォーム、外側に100ミリのEPS断熱ボード、窓にはAPW430を採用したS様邸。
後日行った気密測定では、C値0.09 cm2/m2という驚きの数値になりました。

※C値とは何か?0.09 cm2/m2がどれぐらいすごい数値か?詳しくはこちらの記事をご覧ください

おまけ
下の写真は、S様邸での気密測定の様子です。小野寺工務店ではすべての住宅で気密測定を実施しています。

 

 

◎小金井市・T様邸(床下冷暖房システム採用の家)

T様邸の家づくりも順調に進んでいます。

下の写真のように、床下冷暖房用のエアコン本体の設置も完了しています。
シルバーの筐体が味気ないですが、これから木製のカバーを造作していきます。

下の写真は、T様と玄関前の目隠し用フェンスの色を打ち合わせた時のもの。
玄関ドア(スウェーデンドア)と雰囲気が合う色合いにしようということで、
いくつかのサンプルを使って色決めした時のものです。
こういう小さな決断を繰り返すことで、たったひとつの注文住宅が出来上がっていきます。


 

下の写真は寝室の上のロフトです。
カメラの腕が上達したのか、はたまた偶然か、雰囲気の良い写真が撮れたので載せておきます。

 

下の写真の天井のくぼみ、何のためのものかわかりますか?

答えはロールスクリーンの本体(巻取り部分)を収めるためのニッチです。
ロールスクリーンの本体は、意外に大きくて存在感のあるものです。
あらかじめロールスクリーンを設置することがわかっていれば、このような小さな工夫でスッキリ収まります。

最後にT様邸の外観も載せておきます。秋晴れがさわやかな建築日和です。

 

 

◎調布市・K様邸(登り梁(のぼりばり)のある家)

調布市K様邸の家づくりが始まりました。
2階リビングの勾配天井に登り梁(のぼりばり)のあるステキな家になる予定です。
登り梁の詳細は来月以降に詳しく書くとして、
今回は10月中に行った基礎工事と上棟の様子を紹介したいと思います。

下の写真は9月28日のK様邸の建築予定地です。基礎工事が始まって間もない状態です。
敷地の上に木枠が組まれていますが、この木枠のことを「やり方」といいます。

この「やり方」を部外者の侵入を防ぐ柵と思っている方が多いのですが、
「やり方」の横方向の板が建物の基礎高の基準点になるので、
適当に余った木の板を組み合わせているようで、じつは正確に水平を取っています。
勝手に動かされたりすると非常に困る物のひとつです。


 

次の写真を見てください。
「やり方」の高さと基礎の配筋や基礎を覆う断熱材の高さが平行に揃っているのがよくわかると思います。

 

続いて10月11日の様子です。基礎工事の職人さんが立ち上がり部分の型枠を組んでいるところです。
この日、基礎工事が完了しました。

10月25日には棟上げ(上棟)を行いました。
K様邸の敷地の横に電柱があり、敷地を囲むように電線が架かっています。
通常のクレーンだと電線が邪魔をして、構造材を吊り上げられないため、特殊なクレーンを手配しました。

タダノという会社が製造する「ピタゴラス」という名前のラフテレーンクレーンです。
下の写真を見てください。アームの途中に関節のあるクレーンです。

 

もう一枚、上棟中の写真を載せておきます。K様邸の特徴の登り梁が見えています。

 

 

◎三鷹市・W様邸(築40年の家を建て替える切妻屋根のかわいらしい)

築40年の家を建て替えるW様邸の家づくりも始まりました。
切妻屋根のかわいらしい外観の家になる予定です。

下の写真はW様邸の建築予定地です。今回、30センチほどのセットバックも行います。

隣地の境界に古い11段積みのブロック塀がありました。
現在の建築基準法には適合しない形状で、しかも大変に危険なので、
W様のご了解をいただいた上で、4段目から上の部分を撤去しました。

[ビフォー]

 

[アフター(手前が隣地の駐車場、奥がW様邸の敷地です]

来月号では基礎工事と上棟の様子を紹介したいと思います。

 

(来月号に続く)

 

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