弊社の創業とほぼ同時にうちで大工として働き始め、57年以上の長きにわたって活躍している超ベテランです。
少し恥ずかしさもありますが、私自身が赤ん坊の時にお湯につかせてくれた人でもあります。
当時は高架になっていない中央線の踏切前で、赤ん坊の私を抱いて撮った写真があります。私にとっては宝物です。
誠実で真面目でいつも微笑みを絶やさない人柄が、内外共に好感をもたれ、この人ありて我が社ありと言われるほどの貴重な存在です。
その大工が75歳の誕生日になるので、その夫婦と会長夫婦と共に、（というと堅苦しいですがほぼ身内感覚です。）記念の会食をしました。
現在は身体もだいぶ弱くなり、若い時とは仕事の質量とも大きく違いますが、マイペースででも仕事を続けていってくれることを約束しました。
人は時と共に歳をとっていきますが、その大工が作った家は厳然と残り、歴史を重ねていきます。
これからも身体に気をつけて、よろしくお願いします。
もちろん他にも一流の大工が数人いるので業務には何も心配はいりませんが、ひと区切りついた清々しいひと時になりました。
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