現在、日本の住宅建築の世界で大変活躍され、名前の通っている建築家の一人に伊礼智さんがいます。
というかその設計の緻密さ、納まりの綺麗さ、建築の考え方は、業会内外から求められている方として今やトップだと思います。
今回のHouse de Organicの研修会でその伊礼智さんのセミナーが実現しました。
流石の大人気なので、参加者は我々会員の倍ほどの人数が集まりました。
伊礼さんの考え方や、今までの実績に基づいて実際の画像や図面をスライドで見ながら２時間以上。
そして３時間の懇親会にもしっかり参加して頂いてたっぷりお話しを聞くことが出来ました。
私がその中でお話しさせて頂いたことで印象に残ることは、
地域の工務店として何が大切か、それは施工者として大工さん共々、多くの図面をきちんを見て設計者とやりとり出来ることが必要。うん、それは出来てるな。
それと、伊礼さんの納まりは見付が特別小さいわけでは無いのですが何故スッキリ見えるのですか、との問には、それは吉村順三先生の考えにのっとっているからだよと言われたこと。
温厚で建築に真面目に向き合う真摯な姿勢、人柄の良さ、しかし意外に軽妙な語り口でご自身の考えを明確にお話しする姿に大変感銘と刺激を受けた一時となりました。
恐れ多くも私と伊礼さんとの共通点が２つあります。
今、伊礼さんは私の出身大学で非常勤講師をされていること。そして建築家、宮脇檀さんにどっぷり浸かったことです。あまり大したことではないか。笑
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