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土地探しのお手伝い【家づくりについて】

Date:2017年10月8日 | Category:

私のライフワークのひとつに「お土地調査」という大事な任務があります。

調査というと大げさですが、つまりはお土地探しのお手伝い(^_^)
候補のお土地にご希望のお家を建てる事が出来るのか、お客様に代わり現場をじっくり調査します。

良い物件が出たと聴くと居ても立ってもいられず、巻尺とカメラを持って現場に直行です!

給排水の引込み状況
境界杭の確認
道路状況
生活環境や学校の確認
近隣の方にお話を聴くこともありますし、
役所の建築指導課や下水道局、法務局で登記簿を調べることもあります。

地味な作業のようですが、この作業をしているいろいろな人生ドラマに出会います。
給排水図面にだってドラマがあるのですよ。

あるお土地が販売に出ました。
給排水図を調べてみると、困ったことに給水管がお隣のお土地に越境しています。
そして排水は反対隣りの敷地内の排水マスを使用していることが分かりました。

なんで????

おそらくこのお土地のお持ち主は元々、両隣の土地も所有していたのです。
広いお庭を少しづつ販売し、最後に母屋を販売された。
なので以前の給排水がお隣に越境したままだったのです。
ちょっと切なくなってしまいましたが、きっと新天地で幸せにお過ごしのことでしょう。


もうひとつのドラマをご紹介しましょう。
販売中の土地の登記簿を調べていた時のことです。
お持ち主のお名前がお二人からお一人になっています。
「ご夫妻のどちらかがお亡くなりになったのかな。男性の名前だけ残ったから奥様が先に亡くなったのかもしれない」

その後、同じ苗字の女性に変わっています。
「お母さんが亡くなって、その後お父さんも亡くなって、お嬢さんが相続されたのかな。ご名義はお嬢さんはお一人だから、一人っ子だったのかもしれない。」

そしてお土地を販売される時、その女性の苗字がカタカナになっていました。
住所は航空会社の社宅になっています。
「あ、ご結婚されたんだ! 国際結婚なんだ!ご主人様はパイロットかな(^_^) ご結婚前にご両親を亡くされて悲しい想いしたけど、今はきっと幸せなんだな♪」
こんな地場の工務店で、お会いする事もない女性の国際結婚を祝福することができます。
お家づくりのお手伝いは、本当に楽しい仕事です(^_^)

さて、また今日もお土地調査に行って参ります!!

m,nami

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